個展:「光の遅配 - 進化論 終章 -」

個展のお知らせです。

光の遅配 - 進化論 終章 –
Delayed delivery of lights
– The Final theory of Evolution / Selection –

遥か昔、「進化」と「進歩」は同義語であった。
しかし現在「進歩」は“より良い方向に進む”というニュアンスを含んでいる。

生物と同じように、街は進化を繰り返す。
「進歩」ではなく「進化」。進化の過程は時に情け容赦なく事物を淘汰する。
良いか悪いかは誰にも判らない。
その結論が出る頃には、更なる進化が訪れている。


2011年に展示した「進化論」以来掲げてきた文章。
遅配された光の場所は既に新しい進化を遂げ、あるいは全く違ったものに姿を変えている。


2000年台前半より十数年に渡り、掬い上げてきた光のプロセス。
住み続けている千葉をはじめ、銀座、渋谷、新宿などの都市で撮影した
30点余りをモノクロ写真で展示します。


会場:Roonee 247 fine arts Room1
東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビルB館4F ℡:03-6661-2276

最寄駅:JR総武線 馬喰町駅下車 徒歩3分
    都営地下鉄新宿線 馬喰横山駅下車 徒歩3分
    都営地下鉄浅草線 東日本橋駅下車 徒歩8分
    東京メトロ日比谷線 小伝馬町駅下車 徒歩4分
会期:7月19日(火)~7月24日(日)
開館時間:12:00~19:00(最終日16:00)
入場無料

仰々しいタイトルなのですが💦
元々「進化論 – The theory of Evolution / Selection –」で個展を開催した頃から、ずーっと意識下にあったテーマなのです。
都市で目の当たりにする「進化」はこれからも続くと思うのですが、写真と近付いては離れてを繰り返しながら、とりあえず干支一回りしたので一度ピリオドを打とうというのが今回の展示です。

facebookでの自身のコメントより

是非ご高覧くださいませ。

水に始まり水に終わった旅

 このブログでは全く触れませんでしたが、先日1/25に「飯田鉄ワークショップ『東京周辺の街を歩く』VI期修了展」が無事終了しました。ご来場頂いた皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

2014年3月、WS撮影初日。金網に絡まったままの切り刻まれた枝。水道道路の代田橋側。
2014年3月、WS初日。金網に絡まったままの切り刻まれた枝。
水道道路の代田橋側。

 今回はWSスタート直前に、自分が中高の頃から使用していた富士フイルムのNeopan Presto 400(ネオパンプレスト400)が販売終了するというニュースが全世界を駆け巡ったため、改めて自分の原点であるネオパンプレストで街を撮る方法をチョイスしてスタートしました。

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